こんにちは、ココロの学校・バーツです。
「先延ばし癖で悩んでいる…」
「なんでかやる気が出ないんだ…」
「明日やろう!って、ついつい…」
と、中々作業が進まない…と悩んでいるみなさま。もう大丈夫。
この記事では、1万人が絶賛した『先延ばし癖の解消法』を紹介します。
今回は、X(旧・Twitter)で何度もバズっている渾身のテーマです。
HSPあるあるの悩み「先延ばし癖」について、最新の科学的根拠も踏まえ、解消法を話していきます。
バーツ|ココロの学校
元々は、超が付くほど強度のHSS型HSP。
大人数や人前で話すのはもちろん、人の感情や思考が気になって仕方ありませんでした。でも、そんな30年苦しんだHSPを自ら克服。
現在は、HSP才能起業家・HSPカウンセラーとして、活動しています。
先延ばし癖を解決するには

さて、「先延ばし癖」ですが、本当はそんなことせずに、今すぐなんでもやったほうがいいということは誰でもわかっているけど、それを今できずにどんどん先送りしてしまっているということですよね。
この先送りには、いろんなパターンの原因があるのですが、大きく分けると、
- 失敗が怖くてやらない
- めんどくさいからやらない
- やろうとするとネガティブな感情が出てやらない
- 集中力がないから他のことに目が逸れてやらない
の4つかなと思います。
僕もこの手の先延ばしには散々悩まされてきましたからよくわかります。
何をやっても解消しないし、時には、自分責めを始めてしまうんですよね。
だからって、この問題をずっと放置しておくと、雪だるま式にやらなきゃいけないことなどが積み上がっていき、最終的には人生がパンクしてしまいますよね?
だから、どこかで解消しなければいけないんですよ。
そこで、どんなパターンであれ、一つの対処法で解決できたら、本当に楽に、幸せになると思いませんか?
今日はそんな話をしていきますので、しっかり順を追って最後まで読んでください。
今回の記事を読むことで
- 先延ばし癖のメカニズムを理解できる
- 先延ばし癖は完治しないことを諦めることになる
- 先延ばし癖は科学的根拠によって改善する
- 先延ばし癖の具体的な対処法
が学べます。
先延ばしのメカニズム

それでは、まず①先延ばしのメカニズムです。
本来であれば、脳のメカニズムの話からしなければならないのですが、きっと聞いているうちに眠くなってしまうかもしれないので、そこは一言で言いますね。
脳には、快楽を求め、ストレスや不快を避けようとするとする大脳辺縁系(感情脳)と呼ばれる脳と、
計画を立て、目標達成のために行動を制御する前頭前野(理性脳)の2つがあり、
タスクに対する「不安」「面倒」「退屈」といった感情が強くなると、
大脳辺縁系が優位になり、ついSNSやゲーム、YouTubeやNetflixなどに流れされてしまうのです。

また、仕事や勉強というのは、終わらないとドーパミンが分泌されないのですが、SNSやゲームなどは即時に楽しめるものへ触れると大量に分泌されるため、人はそっちを選んでしまうんです。
こうした脳の構造によって、僕たちは先延ばしをしてしまっては、日頃から小さな先延ばしを積み重ね、先延ばしの先には、結局やらないという状況が待っています。
なぜ、先延ばししてしまうのか?
なぜ、こうして先延ばししてしまうのか?
それは、
「今すぐやる理由が見つからない」
「今すぐやる理由がない」
からです。
一方で、
「今やった方が後でやるよりうまく行く」
「とっとと済ませたほうが楽だよね」
と思えると、僕たちの脳はすぐに動けるんです。
先延ばし癖のメカニズム
また、先延ばし癖のメカニズムとして、先延ばしすると脳がどのように感じるか、感情面についても理解しておきましょう。
先延ばしするとネガティブな感情やストレス感情が増えます。
これは、人は何かをすることより、何かをやらなかったことにストレスを感じるからですね。
そして、「不安」「恥」「心配」という感情が湧いてきて、自己肯定感が下がっていってしまうのです。
- 不安とは、あれやらないとやばいよな…
- 恥とは、あれやってないの恥ずかしいな…
- 心配とは、あれもやってない、これもまだだった…大丈夫かな、どうしようかな
という感情です。
先延ばし癖がつく理由
このように、先延ばし癖がついてしまったことには、理由があります。
それは、まさに、
- 退屈
- 不安
- 恥
- 怒り
- 衝突
- 気まずさ
- 拒絶
- 過去の失敗の記憶など
過去に同じようなことを経験しているせいで、それが再び呼び起こされてしまっているということです。
他にも、HSPに多く見られる完璧主義や周りの目が気になって今はできないなんてのも理由になってきます。
一方で、これらの感情はすべてやらないことによって起こっているので、
「今すぐやること」によって改善できます。
大事なことを先延ばしすると、今は後悔しない、けど後々後悔するというメカニズムを覚えておきましょう。
今自分と向き合えば、今すぐ何かしらの結果が出ると自分に教えてあげる必要もあるかなと思います。
先延ばし癖は完璧に治らない

それでは、ここからは②先延ばし癖は完璧には治らないことをあきらめるということです。
あの、ひろゆきさんやメンタリストDaiGoさんすらも先延ばし癖があると言います。
彼らも言っていました。
先延ばし癖についてはあきらめていると。
ひろゆきさんに至っては、
『何を隠そう、僕もそのタイプです。僕の中の格言は、「明日できることは今日やるな」なので、開き直っているかもしれませんね(笑)』
と言っています。
これは、そもそも先延ばしするかどうかは、、「性格」が決めることなので、実は一生直らないと思っているそうです。
もはや、性格を変えることはムダな努力としてスッパリとあきらめましょうと彼は言っています(笑)
僕もそう思います。
これは性格的なものもあるので、そういう部分では100%は改善しない、解消しないのです。
先延ばし癖は改善できる

③先延ばし癖は改善できるという話に入っていきたいと思います。
これは、2024年5月に東京大学が発表した最新の研究結果です。
「今よりも未来にストレスが増えない」と信じている「未来楽観思考(みらいらっかんしこう)」の人は、深刻な先延ばし癖が少ないと発表したのです!
この研究では、「時系列的ストレス観」と「時系列的幸福観」という新しい概念を用いて、様々な測定をしたそうです。
つまり、過去・現在・未来の3時点の時間軸におけるストレスと幸福度を測ったということです。
結果として、時系列的ストレス観は下記の4種類に分類されました。
- 未来にいくにつれてストレスは減る
- 未来にいくにつれてストレスが増える
- 今が1番ストレスが低くて、そこから離れるにつれてストレスが増える
- 過去のある1点でストレスが1番高く、そこから未来にいくにつれてストレスは減る
特に、「未来にいくにつれてストレスは減る」と感じている人たちは深刻な先延ばし癖を持つ人の割合が低いことが明らかになりました。
一方で、「時系列的幸福観」については、先延ばし癖との間に相関関係が見られませんでした。
このことから、「今よりも未来にストレスが増えない」と信じている人の方は、先延ばし癖が少ないと分かり、
さらに、深刻な先延ばしを減らし、将来のために行動できるようになるには、
未来に希望を持つことや、希望を持てるようなサポートを受けることが重要であることがわかったんです。
具体的な対処法

さて、ここからは④対処法に入っていきます。
よくある、「タスクを細かく分ける」とか「とりあえず5分だけやってみる」とか「環境を整える」とか「スマホを遠ざける」とかそんな当たり前の話をするつもりはありません。
もちろんこうしたベーシックなことも大切なのですが、もっと根本的な自分自身に強烈な変化をもたらせてくれることを3つ話します。
そして、今から伝える3つの対処法はつながっていますので、3ステップだと思って、必ず順を追ってみていってください。
- 思考の癖を変える
- 生活にマインドフルネス瞑想を取り入れる
- 運動
思考の癖を変える
まず、対処法①は「思考癖を変える」ということです。
もうここまで見てきてくれたあなたなら、先延ばし癖のメカニズムを理解してくれていると思うのですが、
先延ばしは、すればするほどネガティブな感情やストレス感情が増えます。
これは、何かをすること、例えば仕事をすることなどよりも、何かをしないこと、つまり、やらなかったことやそれ自体が片づかなったことの方がよっぽどストレスを感じるということでしたね。
そして、それによって自己肯定感が下がるという負のスパイラルに陥ってしまうからでした。
そこでです、ノーストレスに生きたいなら、
「大事なことを先延ばしすると、今は後悔しない、けど後々大きな後悔をする」
ということをしっかりと脳にインプットしてあげましょう。
今の自分と向き合えば、今すぐ何かしらの結果を自分が手にできるということを自分に教えてあげてください。
ということで、今回も復唱です。
「大事なことを先延ばしすると、今は後悔しない、けど後々大きな後悔をする」
これをしっかりと自分の思考癖としてインプットしてあげることです。
生活にマインドフルネス瞑想を取り入れる
さて、次に対処法②は「生活にマインドフルネス瞑想を取り入れる」ということです。
マインドフルネスと言うとか、瞑想って言うと必ず「やり方がわかりません」と言われるのですが、そんなに難しいものではありません。
ということで、対処法①でも話したように、今の自分と向き合えば、今すぐ何かしらの結果を手にできるということを自分に教えてあげてほしいということをお伝えしました。
この「今の自分と向き合う」ということが、まさにマインドフルネスなわけです。
そのために瞑想を取り入れるということなのです。
僕が運営する無料のHSP専用、オンラインサロンでは瞑想会なんかも定期的に開催しています。
僕の瞑想会参加者の方からは次々に
- 「自分瞑想では行けないところまで連れて行ってもらったすごい瞑想」
- 「潜在意識の中にあるものが浮かび上がった」
- 「心がザワつきがちな毎日だから、みんな体感してみた方がいい」
- 「他の瞑想とは一味違う、あるがままでOKな感覚が。これは非常におすすめ」
- 「静寂さ、安心感、心地よさが体感でき、自分と向き合う時間が作れました」
といった声をたくさんいただいています。
運動する
そして、最後に対処法③は「運動」です。
特に、ランニングがオススメなのですが、これを言うと、「えー」とか「絶対やだ」とか言われるのですが、ここで読むのをやめないでほしい、本当にもったいないです。
実は、この話は初めてするのですが、その理由を先に説明しますね。
以前、こんなポストをしたことがありますが、人生を楽に生きる幸福物質というのがあり、それは、
- EDNF
- ドーパミン
- 成長ホルモン
- オキシトシン
- アドレナリン
- テストステロン
- エンドルフィン
- ノルアドレナリン
- 脳由来神経栄養因子
です。
もはや、これを手に入れたら、人生優勝なんです。
もしかしたら、あなたも一度はどこかで聞いたことがあるかもしれませんが、この幸福物質を同時に手に入れられるのは、ランニングだけなんです。
だから、僕はランニングをオススメしています。
ランニングするにしても、最初は1キロでもいいし、5分でもいいです。
とにかく、カラダを動かすことが大切です。
運動をしている時、人は瞑想状態に入れますから、対処法②で説明したマインドフルネス瞑想もやりやすいということなんです。
ウォーキングやランニングは靴だけあればいいので、特別お金もかかりませんしね。
それでいて、幸福物質が手に入るから最高なんです。
僕も29歳から走ることを始め、本当に人生が激変しました。
まとめ
今回の記事をここまで読んでくれたあなたは、先延ばし癖のメカニズムを理解し、先延ばし癖からはおさらばです!
どうしたら先延ばし癖に対処できるか理解でき、もうあなたは行動するのみです。
嫌なことによるストレスからも解消され、次々と自分のやりたいことができるそんなノーストレスの人生に変わっていきますよ。
大切なことは、
先延ばし癖を解決するには⇩
- 先延ばし癖のメカニズムを理解する
- 先延ばし癖は完治しないけど、改善することを理解する
- 対処法は「思考癖を変える」「マインドフルネス瞑想をする」「運動する」